牝馬のアエロリットが大混戦のNHKマイルカップを制する

第22回NHKマイルカップは、横山典弘騎乗の牝馬アエロリットが優勝。

前評判では、1番人気で桜花賞4着のカラクレナイが

桜花賞の雪辱を晴らして勝つんじゃないかと思われていました。

ところが、カラクレナイより素晴らしい競馬をしたのが、

横山典弘騎乗のアエロリットだったんです。

今年のNHKマイルカップは、先行馬が残りやすい馬場状態だったので、

あまり後方から追い込んでくる馬にはキツイと思っていました。

しかし、ベテランジョッキーの横山典弘騎手は、

その先行有利の馬場状態を見抜いていたようです。

実際、いつもなら後方から競馬をするアエロリットを

好スタートを決めて前目の2、3番手の位置で競馬させたんです。

NHKマイルカップと同距離1600メートルの持ちタイム1分33秒3は、

出走メンバー中No.1の持ちタイムだったので、

まともに走れば、好勝負できる実力は持っていました。

横山典弘騎手も馬は抜群の仕上がりだったため、

小細工なしに馬の実力を出し切れば勝てると思っていたとか。

アエロリットは、横山典弘騎手の好判断で先行し、

4コーナーでは早々と先頭に躍り出ると溜めていた脚を繰り出し、

最後は、他馬を寄せ付けない強い内容で快勝したんです。

2着もまさかの13番人気の牝馬リエノテソーロが入り、

13年ぶり史上2回目となる牝馬のワンツーフィニッシュでした。

私が驚いたのは、最後の直線で2着馬が追いついて来た時に、

もう一度脚を使って突き放したことです。

これは、並の馬ではできないことであって、

アエロリットが名馬の道を進む可能性があるということ。

因みに、横山典弘騎手は、アエロリットのデビュー前の調教に乗った時、

この馬は大きいところを取れると感じていたそうです。

今回のNHKマイルカップでそれを実現してみせたところは、

さすが、現役では武豊騎手に次ぐ2600勝を超える通算勝利数と、

GⅠレースを26勝もしている名ジョッキーだなと思いました。

そんな横山典弘騎手とコンビを組むアエロリットは、

今後も、いくつかタイトルを獲るんじゃないかと予想しています。

若き快速娘がマイル王に名乗りを上げる日が来るのも、

そう遠い話ではないかもしれませんね。